そのカフェに到着したとき、
そこは真っ暗闇でした。
しかし灯りがポツポツと暖かく灯り、
ろうそくが温かくゆらゆらと揺れていました。
コチラのカフェ、
昼とは違って、夜は別の顔を見せます。
その名も「暗闇カフェ」
ローカル息づく町、国分寺にある、
今回はこのカフェの見どころや魅力をご紹介。
[ad]カフェスロー/暗闇音楽祭の見どころや魅力
僕が初めてカフェスローに出会ったのは、
「花金」と言われるサラリーマンの癒しの夜。
仕事終わりに、
いつもの通り、少し遠くのお店にカフェ巡りをしていました。
いうなれば、
”孤独のグルメ カフェバージョン”でしょうか(笑)
そんなこんなで本日のカフェを調べていると・・・
「おやっ?」と目に留まる文言が。
「暗闇リサイタル」
りさいたる?
リサイタルという、あまり聞きなれない言葉に、
イメージは完全に”ジャイアンリサイタル”でしたが、
好奇心に背中を押されて僕は遊びに行ってみました。
カフェに到着してみると、
そこは倉庫??みたいな外装。
ホンマにここか~??
なんて疑いながらも勇気をもって扉を開けると、、、
そこは、冒頭のような風景が待っていました。
真っ暗闇に、ろうそくの炎だけがゆらゆら揺れている。
その光に照らされて、
真ん中に一人の女性が。
黒い巨大な物体を前にして、
華麗な指さばきで右へ左へ、反復横跳びのごとく動き回る両手。
耳をすませばその黒い物体は一発で分かり、
それは「ピアノ」でした。
なるほど!
「う~んこれはいいなぁ~」
なんて吾郎さんのセリフが出そうになりながらもゆっくり聞き入りながら、
席に座る僕。
この空気感は、こちらのカフェスロー唯一無二のものでした。
音楽に酔いしれているのもつかの間、
ピアノを弾いていた方のご挨拶。
そして、
「皆さんで音を奏でてみましょう!」
・・・ほうほう!
渡されたのは1つのワイングラス。
こちらのフチを指でなぞると、
何とも不思議な音が出るんですよね!!
すると女性が
「私のピアノをバックミュージックに、好きなように奏でてください!」
ほうほうほう!
これは面白い試みだ!と感じました。
最初はみんな恥ずかしそうにキュッキュと控えめに鳴らすのですが、
徐々にその音は大きく、色とりどりにオーケストラのようになっていきました。
”一体感”
・・・これは本当に貴重な体験でした。
見ず知らずの人が、音楽を介してつながりました。
演奏が終わるとあちらこちらで”笑い”が起こっていました。
大変居心地の良い空間でした。
思うに、
”暗闇”という要素も大きかったのでしょう。
非日常空間では、あんがい人は開放的になるものなんだなと感じました。
自分の理想のカフェにアイデアを頂けた気がして、
とても勉強になる時間でもありました。
何はともあれ、
音楽はライブで聞いてなんぼですよね!!
ぜひ、おいしい食事を楽しみながら、
極上の音楽体験を。
行ってみてください!
[ad]カフェスローはサラリーマンみたいなカフェ。サブカル息づく国分寺の昼と夜の顔
カフェスローはサラリーマンみたいなカフェだな~
2回目に訪れたとき、
そんなことを思いました。
どういうことかといいますと、
昼の姿と夜の姿は全く違う!という点です。
カフェスローの昼の顔は、
オープンな雰囲気の風通し良いカフェ。
ほのぼのとした雰囲気が漂っていました。
そして夜になると、前述の通り
全くの非日常異空間に変わります。
”昼”と”夜”の顔をも持つ。
それは、
サラリーマンも同じだと感じたのでした。
サラリーマンは日中はまじめに仕事していても、
夜の飲み会ではめっちゃはっちゃける!!
・・・なんてことあるあるですよね(笑)
これって、うまく使えばサラリーマンの出世のコツだったりするものですよね!
例えば、得意先との関係性で「昼と夜の顔」を使い分けると考えますと、
昼はいたって真面目に、会社の看板背負って仕事をするものです。
しかしそれはタテマエ。
夜の飲み会で、本音を伝えましょう。
そのような時
初めて得意先から「個人」としてみてもらえるものかなと思います。
昼の仕事モードと、夜の本音モードを使い分ける。
そんな学びもあったカフェスローでした。
カフェスローはじめ、ローカルなサブカルチャー根付く国分寺
カフェスローにお伺いして思ったことがあります。
それは、
「そもそも、何でこのようなカフェをしようと思ったのか?」
店長さんにお伺いしてみると、
コトの始まりは「東北の震災」
自粛ムードが巡った日本列島で、
エネルギー資源である電気を消しながらも、
楽しい時間をみんなで過ごしたいよね・・・
そんな気持ちが込められてはじまったもののようです。
なるほど。
物事の始まりのストーリーがわかると、
やっぱり好きになるなぁと感じました!
国分寺という町の風土にも合っていたいたようです。
都心の近くにありながら、
国分寺は古い歴史と豊かな自然や農業の風景が、いまもなお残る町です。
大変貴重な風土なんですね!
サブカルチャーが育つ文化的風土も持ち合わせ、
個性的な商業施設も数多くあります。
また、近隣には多くの大学が存立しています。
学園都市の機能も発揮しているようですね!
なんだか住みたくなってきました(笑)
つまり、国分寺は個性と機能を持ち合わせた、
とても魅力ある町なのだということが分かりました。
今は、「国分寺ローカル」をテーマに
カフェオープンを進めているそうですね。
都会の謙遜を離れて、
少しスローな時間を楽しめるカフェスロー。
ひとやすみにぜひご体験を!
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