水高満チーフ・プロデューサーが語る、
CGをどうやって撮影しているのか!?
仕組みの秘密を公開!
チコちゃんはどうやって撮ってるの?
番組コンセプトは?
なぜ5歳なの?
声はなぜキム兄なの?
森田美由紀アナ起用の理由は?
これらの素朴な疑問を答えます!
[ad]「チコちゃんに叱られる!」はどんな番組?
チコちゃんが問いかける素朴な疑問に答えられないと、
「ボーッと生きてんじゃねえよ!」と叱られてしまうという、
今までにないスタイルの雑学クイズ番組です。
スタート以来、視聴者から寄せられたメールや手紙は
1万1000通を超えるなど「調べてほしい疑問」が殺到!
その反響を受け、“拡大版”も放送されました。
チコちゃんの声は?
“キム兄”ことお笑いタレントの木村祐一さんが
チコちゃんの声を担当。
何とも憎めない声色のキャラクターを演じています。
・問われた瞬間に思わず「えっ?」と固まってしまう、
目の付けどころが新しい“素朴な疑問”の数々。
・徹底した取材力で丁寧に答えを紹介しているようで、
時としてズレてしまうこともある「おもしろ回答VTR」。
4月のレギュラー化以降、
このNHKらしいようでNHKらしくない、
不思議な番組の魅力にハマる人が続出しています。
骨頂であるように感じます。
また、チコちゃんに負けない
森田美由紀アナの冷静な毒舌も人気に拍車をかけています!
出典:https://www.oricon.co.jp/news/73005/photo/5/
起用の理由を水高満チーフプロデューサーによると
「おちゃらけたバラエティーのナレーションではなくて、
真面目に淡々と読む、だけど言っていることは変、
という方が面白いというのがあって、
”ザ・NHK”に読んでもらった方が、
その面白さが増すと思い、
森田アナにお願いすることになった」
という狙いを語っています。
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チコちゃんの秘密 大公開!!
「チコちゃん」誕生のきっかけは。
水高氏:
フジテレビのバラエティー黄金期を支え、
現在共同テレビにいらっしゃる小松純也さんと飲む機会があって、
「5歳児の女の子にクイズを出され、
知らないと『ボーッと生きてんじゃねえよ!』と
しかられる番組をやりたい」と(笑)。
おもしろいので一緒にやりましょうと。

チコちゃんの姿形は決まっていたのですか。
水高氏:
その時は決まっていませんでした。
モニターの中のCGキャラクターでもいいし、
ロボット、着ぐるみ、人形劇など、
いろいろ考えて今の形になりました。

髪形や服装が昭和っぽいですよね。
水高氏:
今の子供たちは大人の顔色うかがう
いい子ちゃんが多いけれど、ひと昔前にいたような、
ちょっとこまっしゃくれたおませな女の子という設定で、
昭和イメージの姿形を考えました。
MCとして「ボーッと生きてんじゃねえよ」という
NHK的でない言葉を吐くので、
顔がアニメみたいに動いた方がかわわいいかなと。

収録の時、チコちゃんはどういう状態なのですか。
水高氏:
マル秘事項なんです(笑)
でも、着ぐるみとCGが融合していることは確かで、
チコちゃんはちゃんとスタジオにいます。
顔ものっぺらぼうではないです。

表情は何種類くらい作れるのですか。
水高氏:
無限です。
NHKアートのCG班が、どこからがCGで、
どこからが着ぐるみか分からないようにしています。
ハリウッド映画がやっているようなことを
ウイークリーでやっているので大変ですが(笑)。
チコちゃんプロジェクトのメンバーたちが、
チコちゃんを愛してとんどん作ってくれています。
チコちゃんプロジェクトはCG7人で、
1チームの班が6班あります。

チコちゃんの声を担当しているキム兄(木村祐一)がはまり役ですが、起用意図は。
水高氏:
ギャップの激しい人の方がおもしろいし、
いちばんはアドリブ力ですね。
収録の時、岡村隆史さんやゲストの方は
クイズについて何も知らずに入ってくる。
チコちゃんのキャラをまっとうしつつ、
出演者をいなして場を回せるMC力を考えると、
できる人は限られているのかなと。
ゲストへのちょっとしたツッコミとか、
我々も「そうきたか」と感心する場面はいっぱいあります。

木村さんは別室でしゃべっているのですか。
水高氏:
そうです。
アドリブに合わせてチコちゃんが動いていて、
神ワザと言われています(笑)

木村さんの女の子口調もうまいですよね。5歳のお年頃の、ちょっとこまっしゃくれた感じが。
水高氏:
われわれも意外でした(笑)
キム兄も、ちっちゃい女の子のお子さんいらっしゃいますし。
最初にボイスチェンジャーでリハをやった時にもう面白くて、
いけると。
木村さんは制作者の視点もある人だから
うまくいっているのだと思います。
言われたことをやる俳優さんたったらこうはならない。

5歳の設定の理由は。
水高氏:
ヘンな言葉覚えて大人をしかったとしても
イラッとこない感じとか、
背伸びしてもかわいい感じは5歳くらいが
ちょうどいいんですよね。
3歳だと大人に対等な口をきく感じでもないし、
小学生になってしまうと理屈っぽい。
まだ社会生活や規律に染まっていない
5歳くらいがちょうどいいんです。

「ボーッと生きてんじゃねえよ」のキメぜりふは企画段階からあったのてすか。
水高氏:
小松さんのアイデアにすでにありました。
5歳の女の子が大人に言って、
いちばん面白い言葉ということで。

流行語大賞もいけるのでは。
水高氏:
ならないでしょう(笑)
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番組内のチコちゃんは、
スタジオを自由に歩き回り、クルクルと表情を変え、
ときには頭の大きさまで変化します。
CGスーパーバイザーの林 伸彦さんは
このように解説しています。
「番組収録時のチコちゃんは着ぐるみで、
木村祐一さんの声に合わせて動き回ります。
その様子を6台のカメラで収録し、
45分番組として編集された映像を受けとった後、
チコちゃんの頭部をCGに置き換えています」
まとめ
・水高満チーフ・プロデューサーが語る、チコちゃんの誕生の秘密秘話。
・人気の秘密は、キム兄アドリブ力とCGスタッフの努力の賜物。
読んでいただきありがとうございます。
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