大腸菌O26で東御市保育所、集団感染。O157との違いは!?名前の由来と対策!

事件

長野県東御市の保育所で、

О26(腸管出血性大腸菌)の集団感染が起きました。

 

食品メーカーで商品開発しているころ、

菌対策は耳にタコができるほど徹底するよう

言われたのを覚えています。

 

よく聞くのはO157ですが、

O26って何?

名前の由来や、対策について調べました。



大腸菌O26で東御市保育所、集団感染。

●集団感染 発生

長野県東部の東御市内の保育所で、

О26(腸管出血性大腸菌)の集団感染が発生しました。

 

14日までに20人の感染者を確認しています。

・園児 15人、

・園児4人と職員1人の無症状病原体保有者

 

 

県は感染拡大を防ぐ対策として

以下の徹底を呼びかけています。

①トイレは定期的に清掃し、

トイレ使用後の手洗いを徹底させる

②手拭きは個別のタオルかペーパータオルを使う

③衛生管理と消毒の徹底

 

 

下痢や発熱、全員が快方へ

東御市のО26患者は、8月4日に

同市内の医療機関から保健所に届け出があり、

園児らが保育所に通園していることが判明しました。

 

症状は下痢、発熱などですが、

現在は全員が治癒か回復に向かっています。

保健所は保育所に対し、

園児らの健康観察、感染の徹底を指導しました。

 

感染を確認した園児については、

感染の恐れがないとの医師の判断が出るまで

登園を控えるよう指導しています。

 

 

●幼稚園などで発生、O157は死亡例も

長野県内の腸管出血性大腸菌感染症の

届け出数は年々増加しています。

・2016年:36件

・2017年:137件

・2018年:8月14日までに62件と増加傾向。

 

全国では2017年に3900件余に上り、

今年は8月5日までに約1700件となっています。

 

 

腸管出血性大腸菌感染症は、

これまでも保育所や幼稚園で集団発生しています。

 

○1990年

埼玉県浦和市の幼稚園における井戸水を

原因としたО157集団発生事件で、園児2名が死亡。

 

○2011年7月

岐阜県北部の保育所において、

腸管出血性大腸菌О26による18名の集団感染。

 

○2013年7月

福岡市内の保育園において、

腸管出血性大腸菌О111による集団感染。

(NID 国立感染症研究所より)

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[グラフ]腸管出血性大腸菌感染症は夏期に多い(「NID 国立感染症研究所」の資料から)

 

 

●感染する経路は?

腸管出血性大腸菌による食中毒は、

食肉を、生や加熱不足で食べて

感染する例が多いです。

 

海外では、放牧牛や野生動物のふん便で

汚染された農業用水や土壌の影響とみられる

生鮮野菜による感染事例もあるとしています。

(厚労省)

 

また、家庭での発症では、

症状の軽い場合に、「風邪」や「寝冷え」と

思い込んでいるうちに死亡する例もあります。

 

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僕がメーカーで食品開発をしていた時には、

消費者の方に万が一がないよう、

菌対策は徹底的に学びました。

 

充分な熱量での「加熱殺菌」と、

加熱後の充分な「密封」という条件が必須です。

 

ただ、食品は消費者の方々の手に渡った後

どのようにして食べられているか?

は分かりません。

 

「しっかり手洗い」

「開けたらすぐ食べる」

シンプルですが、

この2点通りなら感染はほぼ無いと思います。

O157との違いは!?名前の由来と対策!

腸管出血性大腸菌は、

毒力の強い「ベロ毒素」を出し、

腹痛や水様性下痢などの症状を引き起こします。

 

代表的なО157のほか、

今回のО26、О111などがあります。

 

 

大腸菌は、

菌の表面にあるO抗原とH抗原の2つにより

細かく分類されています。

 

・「O157」の名前の由来

O抗原 として157番目に発見されたものを持つ

 

・「O26」の名前の由来

O抗原 として26番目に発見されたものを持つ

 

となります。

(現在約180に分類されています)

 

 

日本でこれまでに発生した中で

最も多いのはO157ですが、

最近はO26が増加の傾向にあります。

 

O157は、

きわめて激しい血性下痢を起こす大腸菌です。

 

対して

O26は、O157ほどではありませんが、

発熱、水様性下痢、腹痛など苦しい症状wぽ起こします。

 

 

どちらも疑わしい場合は、

早急に医療機関での診療を受けてください。

 

<O157>

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[写真]腸管出血性大腸菌О157(「NID 国立感染症研究所」の資料から)

 

まとめ

・長野県東御市の保育所で、О26(腸管出血性大腸菌)の集団感染

・名前の由来はO抗原の発見順。どちらも激しい下痢、すぐに治療機関へ。

読んでいただきありがとうございます。




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